プロが解説！MEOでGoogleマップから集客できるならホームページは不要？
結論
ホームページは、MEO対策と併用することで効果を最大化できる重要な存在です。
Googleマップやビジネスプロフィールだけで一定の集客は可能ですが、ホームページがないと「選ばれにくい」「調べてもらえない」「信頼されにくい」という機会損失が起きやすくなります。
「Googleマップに出てるからホームページいらない」と思っていませんか？
実際に、ホームページを持たずにGoogleビジネスプロフィールだけで集客している店舗もあります。
特に競合が少ない地域やリピーター中心の業種では「これで十分」と感じることもあるでしょう。
しかし現在は、多くの人が「気になったお店をさらに調べる」ために、Googleマップからホームページへアクセスしています。
ホームページがない＝信頼性や詳しい情報が不足していると思われ、他店に流れる可能性が高くなるのです。
ホームページがなくて困るシーンあるある
実際に、ホームページがないことで以下のような問題が起きています。
- 営業時間やメニューの詳細を調べようとしても情報が足りない
- 予約方法がわからず他の店に流れる
- 店舗の雰囲気が伝わらず「なんか不安」とスルーされる
- 他店と比較検討しようとしたとき、選択肢から外れる
- 高額商品・サービスでは特に「公式サイトがない」ことがマイナス評価に
つまり、Googleマップで「見つけてもらう」まではMEOの力、「選んでもらう」にはホームページの情報が必要ということです。
Googleの評価にも「ホームページの存在」が関係している
実は、MEOの順位にもホームページの存在が影響しています。
Googleは、ビジネスプロフィールの情報と、リンクされたホームページの内容の整合性（NAP情報や紹介文、構造など）も評価の一部として見ています。
また、自社ホームページがあることで、他のサイトからのサイテーション（情報の一致）をコントロールしやすくなり、外部対策にも有利です。
つまり、ホームページがある方がMEO的にも有利というのが現実です。
MEOとホームページ、ベストな関係の築き方
ベストな集客体制をつくるなら、次のような役割分担が理想です。
- Googleビジネスプロフィール：地図・検索で見つけてもらう（入口）
- ホームページ：選ばれる理由や詳細情報を伝える（決め手）
この2つを連携させることで、検索ユーザーにとって「調べやすく、選びやすい」状態が整い、来店・問い合わせにつながる確率が大幅にアップします。
今うまくいっているのは“周りがやっていないだけ”かもしれない
「うちは今のところGoogleマップからの集客だけで十分来ている」という声もあります。
しかしそれは、同業他社がまだMEO対策に本格的に取り組んでいないだけかもしれません。
MEO対策はまだ本格的に取り組んでいる店舗が少ないため、早めに整備しておくだけで上位表示を狙いやすいのが現状です。
ただし、今後競合店舗も対策を始めれば、順位が落ちて来店数も減る可能性があります。
「今はうまくいっている」＝「このままで良い」とは限らないのがWeb集客の世界。
先手を打ってホームページも含めた対策を整えておくことが、安定的な集客を継続するためのリスクヘッジになります。
ホームページを持っていない方へ｜最低限の構成でもOK
「ホームページを作るのは大変そう…」と感じる方も多いかもしれません。
ですが、すべてを作り込む必要はありません。まずは、最低限の構成をきちんと整えるだけでも十分効果があります。
たとえば以下のようなシンプルな構成でも、MEO対策と相性が良く、ユーザーの信頼につながります。
- トップページ（店舗の特徴やコンセプト）
- 商品・サービス内容
- 店舗案内（GoogleビジネスプロフィールとNAP情報を統一）
- お問い合わせフォーム
- お知らせ・ブログなどの情報発信コーナー
- プライバシーポリシーなどの基本情報
常に最新の情報が掲載された“公式の情報源”があることが、ユーザーからの信頼やGoogleからの評価につながります。
完成度よりも「伝わること」と「最新であること」が大切です。
まとめ
Googleマップやビジネスプロフィールで集客ができるようになった今、「ホームページはもういらないのでは？」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、実際のところはその逆。マップで見つけてもらった後、選ばれるためにホームページはますます重要になっています。
MEO対策とホームページ運用を両立させることで、“発見から行動”までの導線が完成し、集客力が一気に高まるのです。
まずは自店舗の状態を確認して、必要な情報が整っているかをチェックしてみましょう。