LINEとGoogleビジネスプロフィールは連携できる?店舗集客に効く活用法とは
結論
LINEとGoogleビジネスプロフィール(GBP)は直接システム的に連携できるわけではありません。
ですが、店舗集客という視点で見ると、LINEへ自然に誘導する導線をGoogle上に設計することで十分に“連携的”な使い方が可能です。
来店を促すGoogleマップ(MEO)と、リピートや顧客との関係構築に強いLINEを組み合わせれば、新規集客からファン化・再来店までをつなぐ集客動線が完成します。
なぜLINE連携が店舗集客に有効なのか?
MEO対策によりGoogleマップでの表示順位が上がっても、それは“最初の接点”に過ぎません。
重要なのは、そこから“繋がり”を持ち、再来店や口コミ、紹介へつなげていく仕組みです。
LINE公式アカウントを活用すれば、以下のようなアクションが可能になります。
- 来店後のお礼やアフターフォロー
- クーポンやイベント告知の配信
- チャットでの問い合わせ対応
- ステップ配信によるリピート誘導
このように、Googleマップ(認知・新規) × LINE(関係構築・再来店)の連携こそ、店舗集客の成否を左右すると言っても過言ではありません。
GoogleビジネスプロフィールからLINEに誘導する方法
システム連携はできなくても、LINEに自然に誘導する導線は以下のように設計できます。
1. 「ビジネス情報」にLINEのURLを記載する
Googleビジネスプロフィールの「ウェブサイト欄」や「予約リンク」「メニュー」などの情報欄に、LINE公式アカウントのURLを登録しておくことで、Googleマップからの導線を確保できます。
2. 投稿機能でLINE追加を案内する
GBPには「投稿」機能があり、キャンペーンやお知らせを掲載することができます。
「友だち登録でクーポン配布中!」「LINE限定でお得な情報配信中」など、ユーザーのメリットを打ち出して案内しましょう。
3. QRコード付き画像をプロフィールや投稿に設置
Googleビジネスプロフィールの投稿にLINEのQRコードを載せた画像を使うのも有効です。
実際、スマホで見てそのまま読み取るユーザーも多く、クリックより行動に移しやすい場合もあります。
LINE誘導はポリシー違反じゃないの?
Googleビジネスプロフィールでは、過剰な宣伝や操作的なレビュー誘導などは禁止されていますが、LINEへの自然な導線設計は基本的に問題ありません。
ただし、以下の点には注意しましょう。
- 「レビューを書いたら特典」といった口コミと引き換えの誘導はNG
- 不自然なキーワードの羅列や外部リンクの過剰使用はスパム判定のリスクあり
- LINE誘導の導線はシンプルに1~2カ所程度にとどめるのが安心
要するに、「ユーザーにとって便利な情報提供の一環」として設計されていれば問題ないということです。
実際に成果が出ている活用事例
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飲食店(東京):
Google投稿からLINE友だち登録へ誘導。登録者には週1で限定メニューを配信し、リピート率が2.3倍にアップ。 -
ネイルサロン(沖縄):
LINE追加で次回予約の10%オフ。Googleビジネス投稿でもLINE誘導を継続した結果、キャンセル率が30%減少。 -
フィットネスジム(関西):
初回カウンセリング後にLINEで個別フォロー。クチコミ投稿のお礼もLINEで送り、紹介による新規入会が月5件以上増加。
導入時に気をつけたいポイント
- LINEのリンクが埋もれないように設置位置を工夫
ビジネス情報の中でも、できるだけ上部に配置するのが効果的。 - 友だち追加後の対応内容が集客成果を左右
一方的なセールス配信はブロック率を高めるので要注意。 - 店舗全体での導線設計
GoogleからLINEだけでなく、店頭・POP・SNSすべてで統一的な導線をつくるのが理想。
まとめ
GoogleビジネスプロフィールとLINEは、システム的な連携はないものの、導線設計によって高い相乗効果を発揮します。
MEOで見つけてもらい、LINEで関係を深め、再来店・ファン化・紹介につなげる流れは、これからの店舗集客において欠かせない戦略です。
「GoogleとLINE、別々に運用している」という店舗は、ぜひこの機会に“つなげる視点”で見直してみてください。