順位よりも写真と保存!Googleマップガチ勢の行動心理を店舗集客に活かす
結論
MEO対策において「検索順位ばかり気にしていませんか?」
実は今、Googleマップの機能を徹底的に活用する事前リサーチ型のユーザーが増えています。彼らは順位よりも、写真や口コミを重視して店舗を選び、自分専用の保存リストを反映したカスタムマップを作っています。
本記事では、筆者自身の行動を含めたGoogleマップの使い方をベースに、Googleマップガチ勢とも言えるユーザーの層の特徴と、店舗側がとるべきMEO対策を具体的に解説します。
筆者もGoogleマップガチ勢
実は筆者自身も、Googleマップを使い込んでいるユーザーの一人です。
「中野 カフェ」「中野 カレー」「高円寺 中華 名店」「荻窪 隠れ家」など、エリア×ジャンル×特徴で日常的に検索。気になったお店をどんどん保存していきます。
保存の際にはリスト分け(例:町中華・ペット可・行きたい)を活用し、犬マーク・箸アイコンなどのビジュアルもカスタマイズ。Googleマップ上に“自分だけのグルメマップ”を作る感覚です。
他にも、一番くじ(コンビニでよくあるアニメやキャラクターのくじ)が好きなので、目当ての一番くじを実施しているコンビニを全部保存して車で回ったりもします。
旅行の際も気になるスポットは事前にチェックしてラベリングして保存します。
同じような使い方をしているユーザーと話が盛り上がることもよくあり、たとえばカメラマンの知人は、事前リサーチ的にも使うし、「街を散策しながら気になった店を全部マップ保存する」パターンもあると話していました。
Googleマップガチ勢とは?
ここでは、検索順位にこだわらず、写真や口コミを参考に複数店舗を保存・比較しながら自分で選ぶユーザーを「Googleマップガチ勢」と呼ぶことにします。
彼らは「今すぐ行きたい」だけでなく、“いつか行きたい”店をストックする習慣があり、より店舗選びに慎重です。
若い世代にも意外と多く、InstagramだけでなくGoogleマップも積極的に活用している傾向が見られます。
Googleマップガチ勢にとって、順位はあまり関係ない
検索結果の1位〜3位が「一番選ばれる」とは限らないのが、ガチ勢の特徴です。
写真の雰囲気、口コミの具体性、サービスの魅力、メニューの独自性などを見比べながら、自分に合うお店を“自分の基準”で選びます。
つまり、順位よりも「中身」。
だからこそ、たとえ表示順位が4位・5位でも、保存される・来店されるチャンスは十分にあるのです。
筆者の場合は、最低でも10件ぐらいは見た上で比較検討し、その中から2〜3を選定するような感じです。
ガチ勢あるある:いっぱい保存するけど、結局あまり行かない
保存数と実際の来店数は、必ずしも比例しません。
気になった店舗を保存するものの、忙しかったり、気が変わったりして、行かずじまいになることも多いのがガチ勢のリアルな行動です。
だからこそ、「保存だけで終わらせない」ためのきっかけ作りが重要。あと一押しあれば行く、というユーザーに“刺さる一手”を店舗側が用意できるかがカギになります。
Googleマップガチ勢を来店させるには?
ガチ勢は保存リストの中から、「今の気分に一番合う店」「旬の体験ができる店」を選びます。つまり、来店動機の強化が求められます。
- 「週末限定メニュー」「季節限定スイーツ」などの期間限定要素
- 水曜日限定でスタッフに人気の「まかない丼」が食べられる等、他店にはない独自メニュー
- 「ペット同伴OK」「古民家風空間」など、差別化された特徴の訴求
投稿機能や写真の更新、口コミでの自然なアピールによって、「ここは優先的に行っておきたい!」という心理を刺激することが重要です。
ガチ勢に刺さる情報設計が、MEOとSNSにも効いてくる
このような「保存→比較→来店」タイプのユーザーに刺さる情報を整えていくと、MEOのニーズ検索(◯◯ カフェ ペット可など)にも強くなり、InstagramやXなどのSNSでも話題になりやすいという波及効果があります。
「保存したけど、やっぱりここにしよう」と思わせる一手が打てれば、“順位に左右されないMEO集客”が実現できます。
まとめ
Googleマップガチ勢は、写真・口コミ・メニュー情報をじっくり見て、自分にとって価値がある店を選ぶユーザーです。
順位に依存せず、保存・比較から来店へつなげる行動が多いため、店舗側は「今すぐ行ってみたい!」と思わせる情報整備が必要です。
MEO対策はもちろん、SNS連携・LINE誘導などにもつながる導線づくりとして、ガチ勢の行動心理に沿った対策を意識してみてください。